インタビュア:進藤さん、本日は収録ありがとうございました! 収録してみて感想はいかがでしたか?
進藤さん:ありがとうございました! めちゃくちゃ緊張しました…! 台本を読んで練習をしている時からドキドキしていました。今日収録していく中で自分の改善点も見つかったので、良かったです。
インタビュア:初めてナレーションのお仕事をされた時のことって覚えていますか?
進藤さん:覚えています。昔から緊張しがちなので、今日みたいに緊張していましたね。でも最初の時はただ落ち込んでいるだけだったのですが、今ではだんだん反省を重ねられるようになってきて「ああすれば、こうすればよかったな。よし、次はこういう風にやってみよう!」と振り返ることが出来てきています。
インタビュア:なるほど…! 試行錯誤しながら素敵な声を入れて頂けて嬉しいです。ぜひCMを見て頂きたいです。
今回『ヨミキリ総選挙』では、未来のヒット作品を創出するため、進藤さんのようにフレッシュな皆さんがマンガ家として参加されています。
誰しも新人の頃は色々な思い出があると思いますが、進藤さんが声優の仕事を通して感じた印象的な体験はどういったものがありますか?
進藤さん:昔からアニメーションや声優さんがすごく好きで。憧れていた声優さんやスタッフさんと実際にお会いしてお話しすることで「この作品はこんな方々が関わられていて、作られていて、しかも私も一緒に参加出来ているんだ…」と肌で感じられるのが嬉しくて、これから頑張ろう! という気持ちで心がいっぱいになったのを覚えています。
それはどこの業界でも共通なのかなと思うので、今回『ヨミキリ総選挙』にご参加されるマンガ家の皆様にも、そのような場面にこれから出会って、楽しみながらお仕事にして頂けたら…と思います。
インタビュア:例えば憧れのマンガ家さんとお話しするのも貴重な体験ですもんね。
編集Y:ですね。進藤さんのような高い志で『自分の漫画が、たくさんの人が関わるアニメになるように頑張るぞ!』という気概で取り組んでくれると嬉しいです。
Q.進藤さんの声優としての最初のお仕事はどんな作品でしたか? 初現場の思い出など…
進藤さん:アニメのアフレコのお仕事で【女子高生A・B】という役名でした。緊張しすぎてお腹が痛くなってしまって…! でも収録中はお腹の音を鳴らせないので「(息を止めなきゃ…!)」ってずっと焦っていました(笑)
インタビュア:聞こえちゃうもんなんですね…(笑)
進藤さん:意外と聞こえるんですよ…! 当時は中学2年生だったのですが、同じ現場だった事務所の先輩から「現場ではこういった挨拶をするといいよ、声優というお仕事はこういったことをやっていくんだよ」と教えてくださって、たくさんの発見がありました。
声優さんの現場って、テレビやYouTubeなどでアフレコの風景を見ることが出来るじゃないですか。でも、そこには映されていない一面… 挨拶だったり細やかなことを教えて頂いて、すごく勉強になりました。
インタビュア:立ち振る舞いとか、空気感とか、どうしても全ては伝えきれない部分もありますもんね。
進藤さん:はい、実際に現場に入らせて頂くことで初めて感じられる新たな発見や気づきがたくさんありました。
インタビュア:昨今の状況だと、なかなか全員で現場に… というのが難しい場合もありますよね。
進藤さん:掛け合いなどのシーンは、先に収録された方の音声を聞きながらアフレコしていました。皆さんの声を聞いて嬉しい気持ちになったりしていますが、寂しい気持ちもあります。また、皆で一緒に収録出来る日が来たら嬉しいな。
インタビュア:大勢の現場でしか学べないこともありますもんね。
進藤さん:そうなんですよ。「大勢の現場」でこそ学べることがあるというのは、色んな職業にも通じると思うので…またそんな日が来るといいなと思っています。
Q.進藤さんは普段はどのようなマンガを読まれますか?
進藤さん:ふふっ、と笑えたり、恋愛も描きつつバトルシーンもあるような作品ですね。というとオールジャンルになっちゃうなあ。雑誌やマンガサイトを見て、色んな出版社さんの中から見つけています。最近は紙でもウェブでもアプリでも、色んな探し方が出来るので「何だかマンガ読みたいな~」というときは一気に探していくのが好きですね。
インタビュア:私も発売日や更新日をモチベーションに毎日生きています!
進藤さん:分かりすぎます! 紙ならではの良さでいうと、コミックスを買って、カバー下の裏表紙におまけマンガやイラストが付いていると激アツです(笑)
インタビュア:ちなみに進藤さんは【何系マンガ】で育ちました?
進藤さん:某探偵マンガですね。同じ雑誌に載っていたマンガも一緒に読んでいました。今でも大好きな作品ばかりです。
インタビュア:好きなマンガって… 音読しちゃいませんか?
進藤さん:します!(笑) よくお姉ちゃんとセリフの掛け合いをしていました。日常会話でも好きなキメ台詞を言って笑い合ったり。アニメの台本ってなかなか手に入らないじゃないですか。でも、マンガが台本代わりになったりして「自分だったらこういう演技をしたいな」と色々考えることが出来ています。アニメ化されている作品だったら、演じられている声優さんの演技を見ながら自分も真似してみて「え、私ってこういう声も出るんだ!」って新しい発見もあります。
インタビュア:それはめちゃくちゃ素敵ですね! これからキャリアの中でこういうキャラを演じてみたいな、というタイプはありますか?
進藤さん:先ほどお話しした通り、結構緊張しがちでして…。なので、自分と似ているキャラクターを演じてみたいです。自分に自信がないキャラクターを好きになりがちということもあって、感情移入をしながら演じてみたいなと。
インタビュア:今日拝聴していて、個人的にですが進藤さんは男の子のキャラクターも似合うな、と思いました!
進藤さん:えっ、本当ですか!? 自分の声がちょっと低めということもあって実はコンプレックスを感じていたこともあったのですが、でもこの声を活かして演じられるキャラクターもきっといると思うので、これからその演技の幅も見つけていきたいです!
インタビュア:進藤さんのボーイッシュな演技、拝見したいです!
進藤さん:ありがとうございます…! がんばります~!
Q.ご趣味でイラストを描かれていると伺いました!
進藤さん:わーっ! よ、よくご存じですね…!
編集Y:女の子のイラストを描かれているのを拝見していました。可愛かったです!
進藤さん:なんだか恥ずかしい…! 本当に趣味程度なのですが、キラキラしている女の子が大好きで…。そういう素敵な子たちをイラストに起こすのがとても楽しいです。
私自身もイベントやコミケで好きなイラストレーターさんの作品に出会って、後でさらに調べてみると「ああ、本当に好きだ… もっと買う!」ってなることもあって、作品との出会いって素敵だなあと。
このお仕事を目指すきっかけになった作品もアイドルがテーマになっていて、私のバイブルです。私が好きな作品に出会って憧れて、このお仕事に就かせて頂けたように、いつか私の演技を見て同じ気持ちを抱いてくださる方がいらっしゃったら…、それが出会いになったら… 嬉しいなあ、と思います。
Q.では最後に、参加漫画家と読者の方々、そしてファンの皆様にメッセージをお願いいたします!
進藤さん:私もイラストを描くのが好きなので、同じく「イラストを描くのが好きだけど、マンガは描いたことないな…」という方でも、この『ヨミキリ総選挙』はネームやキャラ表から参加できるのでぜひ参加してみてください! あとはイラストを見るのが好き、という方も投票して頂きやすいプロジェクトだなと思います。よく私のファンアートを描いてくださる方々もいますし… ご応募してみませんか!?(笑)
インタビュア:アース・スターではノベルレーベル(アース・スターノベル/アース・スター ルナ)もありまして、イラストレーターさんも広く募っていますので、あまねすファンの方といつかご一緒させて頂く未来があるかもしれませんね…!
進藤さん:それ最高です… めちゃくちゃ素敵すぎる~!
私のナレーションを通して、このプロジェクトを知ってくださった皆様、ぜひ「このマンガが面白かった! このイラスト好きです!」という作品がありましたら教えてください。とても素敵な出会いとつながりになると思います。
そしてこのプロジェクトの優勝作品は実際に連載され、さらに単行本も発売されます。マンガ家さんの夢を皆で共有・応援していきましょう。私もその一人です。
(終)
インタビュア:アース・スター エンターテイメント 広報
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放課後のシンデレラくんをより一層楽しんでもらえるよう、愛情を込めて全力で頑張ります。
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